個人金融資産に占める株式・投資信託の割合は、金融自由化以降伸びているとは言えない。アメリカやドイツでは、リーマンショックによる激しい株価下落があったにもかかわらず、時系列で見ると伸びているのに、である。 日本の「金融自由化」とはいったい何だったのか。
多様なお金の出し手によって、お金の使い方が決められていく金融が、残念なことに日本では今なお極めて小さいままなのだ。
一方で、郵便貯金しかり銀行預金しかり、自分以外の誰かにお金の使い道を決めてもらっている金融は、日本では実に全体の55.8パーセントにもなる。これは、アメリカの14.7パーセントの4倍近い割合である。